ヘアサイクルという単語を耳にしたことはありますでしょうか?
薄毛に悩む人なら一度は目にしたことのある単語ではないですか?
ご存じない方がいれば是非覚えて頂きたいのがこのヘアサイクル。言葉の通り、”髪の毛のサイクル”ということなのですが、具体的にどういうものなのでしょうか。
ヘアサイクルとは?
実はシャンプーや髪の毛を触ると髪の毛が抜けるのは当たり前でして、1日に平均して80~100本は自然に抜けていると言われています。
しかし単純に100日で1万本も抜けていることになり、年間でおおよそ3~4万本も毛髪が消えていっているわけですが、毛髪が完全になくならないのはなぜでしょうか。
実は髪には寿命があり、古くなった毛は抜け落ちますが、やがて新しい髪の毛が生えてくるサイクルがあるのです。
このサイクルのことをヘアサイクルと呼び、大まかに「成長期」「退行期」「休止期」に分けることができます。
成長期
まさに髪の毛が成長する段階です。髪の毛の元である毛母細胞の細胞分裂が活発になり、作られた髪の毛は上へ上へと押し上げられます。
人間の髪の毛はおおよそ10万本程度あるといわれており、その内の85%程度は成長期にあるといわれています。
一般的には1~5年程度で次のステージへと移行していきます。
退行期
休止期に移行する前段階です。毛母細胞の分裂が衰えてきて毛球と呼ばれる髪の毛の根本の細胞が退化していきます。
この期間は大体1~2週間と言われています。
休止期
ヘアサイクルの最終段階である休止期。
毛母細胞の分裂は完全に停止し、古くなった髪の毛は抜け落ちていきます。
この期間は約3~4ヶ月程度といわれています。
ヘアサイクルが乱れることで薄毛になる!?
上記の通り、成長期の髪の毛比率が、全体の髪の毛から見て少なくなり、退行期、休止期の髪の毛が多くなることは薄毛の一因であります。
このサイクルが乱れる要因としてあげられるのが、ストレスや喫煙、睡眠不足、加齢など様々あります。
頭皮の血流が悪くなることでヘアサイクルに悪影響が出るということですね。
常日頃の生活習慣を見直し、ストレスの少ない規則正しい生活を送るよう心がけましょう。