薄毛に効く成分としてあげられるものに、N-アセチルグルコサミン というものがあります。
このN-アセチルグルコサミンとは一体どういうものなのでしょうか。
N-アセチルグルコサミンは薄毛に効かない?
実はこのN-アセチルグルコサミンは育毛剤などにも含まれているものありますが、実は「髪の毛が生えますよ」というものではありません。
そもそもこのN-アセチルグルコサミンはグルコースの2位ヒドロキシル基がアセチルアミノ基に置換されてできた単糖です。
科学的にはグルコサミンの2位アミノ基をアセチル化することで用意に調製することができ、いくつかの生化学的機構にとって非常に重要な物質であるといえます。
N-アセチルグルコサミンは、昆虫、甲殻類、線虫などの脱皮動物の外被の基質を構成しているキチン質のモノマーであり、非定型的な神経伝達物質として作用するとも考えられているものです。
薄毛対策として有用ではありますが、髪の毛に何かしらの影響を与えるわけではなく、お肌に与える影響を与える成分です。
保水力の低下を補うといわれており、体内でヒアルロン酸の生成を促す作用があるといわれています。
N-アセチルグルコサミンのうるおい効果!
お花打は表皮と真皮に分かれており、その中にあるヒアルロン酸がうるおいを保っています。
表皮のヒアルロン酸は、お肌の上からでも補給はできるのですが、真皮のヒアルロン酸はお肌の上から補給することができません。
これは、表皮はもともと外から侵入してくる異物を防ぐ仕組みになっているためです。
また、ヒアルロン酸を食品などで補給したとしても、ヒアルロン酸の分子が大きいため、そのまま吸収することができません。
N-アセチルグルコサミンの分子はヒアルロン酸の400~3000分の1の大きさで、食品やサプリメント摂取により吸収され、真皮のヒアルロン酸生成を促すことができます。
頭皮のうるおいがヒアルロン酸で保護されることにより、健やかな頭皮環境を作ることができ、発毛効果となって現れるということですね。